2018年5月23日水曜日

アリストテレス「形而上学」 82

岩波文庫のアリストテレス「形而上学」の下巻を読んでいる。180ページ程度まで、読み進めた。

第十三巻第二章では、アリストテレスは、数学的対象について述べる。

「しかし、数学的対象が感覚的事物の内に存在するということは不可能であるということや、また同時にこういう説が一つの作り話にすぎないということは、すでに『難問の巻』のなかでも述べられたとおりである」

「しかしまた、このような実在[すなわち数学的対象]が感覚的事物から離されて存在するということも可能ではない」

「ところで、なるほど説明方式においては数学的事物の方がより先であるとしてもよかろう、だがしかし、説明方式において先であるものが必ずしもすべてその実体においても先であるというわけではない」