2018年1月9日火曜日

アリストテレス著「ニコマコス倫理学」 37

アリストテレス著「ニコマコス倫理学」を読み進めている。下巻の200ページ程度まで、読み進めた。

アリストテレスは、愛には三種類あると言う。

「愛される性質のものとは、「善いもの」か、「快いもの」か、あるいは「有用なもの」であると思われる。しかるに、何か善いもの、もしくは快いものがそこから生じるような、そうしたものが「有用なもの」であると思われるのである。したがって、「善いもの」と「快いもの」のほうは、目的として愛される性質のものであることになる」

そして、完全な愛について、次のように語る。

「愛として完全なのは、善き人々のあいだ、つまり徳の点で類似の人々のあいだに成り立つ愛である。なぜならこの人々は、かれらが善き人であるかぎりにおいて、互いに同じ仕方で互いの善を願いあうのだが、ここでかれらが「善い」のは、かれら自身に基づいてのことだからである」