2018年1月11日木曜日

アリストテレス著「ニコマコス倫理学」 38

アリストテレス著「ニコマコス倫理学」を読み進めている。下巻の210ページ程度まで、読み進めた。

アリストテレスは、三種類の愛、善さに基づく愛、快楽に基づく愛、有用さに基づく愛について、次のように語る。

「以上のように、愛はこれらの三種類に分かれているので、劣悪な人々は、快楽もしくは有用さのゆえに、友人になれる。こうした範囲ではかれらは、似た者だからである。これに対して、善き人々は、互いに自分自身のゆえに友人となることができる。なぜならかれらは、善き人であるという点で友人だからである。したがってこの善き人々こそ限定ぬきに友人なのであり、先にあげた人々は付帯的に、また善き人々に似ているがゆえに友人なのである」