2018年1月14日日曜日

アリストテレス著「ニコマコス倫理学」 41

アリストテレス著「ニコマコス倫理学」を読み進めている。下巻の240ページ程度まで、読み進めた。

アリストテレスは、愛は愛されることのうちにあるというより、愛することのうちにあると言う。

「そして、このように愛は自分から愛することのうちにあり、また、友人を大切にして愛するような人々が賞讃されるのだから、愛されることというより自分から愛することこそ、友人としての徳であるように思われるのである。それゆえ、このことが価値に応じて生まれるような人々は安定した持続性をもつ友人であり、このような人々の愛が、安定した持続性をもつ愛である」

アリストテレスは、愛と正義は共同体によってあると言う。

「はじめに語ったように、愛と正義は同じ事柄をめぐっており、同じ範囲の人々について成り立つように思われる」

「人々が互いに共同するだけのその程度、愛がある。正義も、その程度だけあるからである。また「友のものは共のもの」という諺は正しい。愛は人々が共同することのうちにあるからである」

「すべての共同関係はポリス共同体の「部分」であるように思われるのである。そして特定の種類の愛は、特定の種類の共同性に伴うものだろう」