2018年2月15日木曜日

プラトン著「プロタゴラス」 13

光文社古典新訳文庫のプラトン著「プロタゴラス」を読んでいる。170ページ程度まで、読み進めた。

ソクラテスは、プロタゴラスに、快いものはよいものであり、苦しいものは悪いものであるかと問う。プロタゴラスは、次のように答える。

「快いもののなかにはよいとはいえないもの、また苦しいもののなかには悪いとはいえないものがある。他方、そうだといえるものがある。そして、よいとも悪いともいえない第三のものもある」

ソクラテスは、大衆は次のように主張すると言う。

「何をするのが最もよいかをわかっていて、しかもそれをすることができるのに、それをしようとはせずに、他のことをしてしまう人がたくさんいる」

私は、それは意識にある考えと意識にない考えの異なりのように思うが、この時点でのソクラテスの考えはそれとは異なる。

ソクラテスは、大衆にとって喜びが悪いものであり得る事態について、次のように語る。

「きみたちは、喜び自体を悪いものと呼ぶこともある。だがそのような場合には、それをした結果として、その喜びに含まれるよりも大きな快楽が奪われたり、そこに含まれる快楽よりも大きな苦痛が生じたりしているのだ」

苦しみについても同様である。